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学会発表2026.09.18

沢部麦さんが第12回国際エアロゾル会議(IAC 2026)にてBest Poster Awardを受賞

令和8年8月30日~9月5日に中国の西安で開催された第12回国際エアロゾル会議(IAC 2026)に、本学大学院修士課程/沢部麦さん(理工学研究科システム理工学専攻)が発表を行いました。また、沢部さんはBest Poster Awardを受賞しました。おめでとう!


★沢部麦さんのコメント


発表タイトルは「Long-Term Source Identification of Ammonium ㏌ PM2.5 Using Stable Nitrogen Isotope Ratios in Dhaka, Bangladesh(バングラデシュ、ダッカにおける窒素安定同位体比を用いたPM2.5中のアンモニウムの長期的な発生源解析)」です。南アジアに位置するバングラデシュでは、10年以上前から、高濃度なPM2.5による大気汚染が問題となっています。本研究では、首都のダッカ大学で捕集されたPM2.5の成分組成や、アンモニアの窒素安定同位体比を測定することで、発生源を定量的に推定しました。5年分の長期データを解析した結果、アンモニウムイオンは近年大幅に増加しており、特に乾季に高濃度となることが分かりました。アンモニアの発生源としては、一般的には農業由来(肥料や家畜等)が主とされていますが、ダッカの場合は非農業由来(バイオマス燃焼や排ガス等)の寄与も比較的大きいことが判明しました。

今回は初の国際学会で、しかも海外での発表ということで、かなり緊張していましたが、つたない英語ながらも、何とか図や身振り手振りを使って説明しました。すると、学生から教授の方まで、皆さんとても優しく真剣に聞いてくださり、「面白い研究だね」「この結果はどういうこと?」「もっとこうしてみたら」など様々な議論を交わせました。ああ、ちゃんと話せた、伝えられたと嬉しく思い、自信に繋がりました。特に、ある教授の方から、実験手法のいくつかの点で、今まで気づかなかったが重要なことや、何となくもやもやしていた部分を的確にご指摘いただき、そこから貴重な“問いのきっかけ”を見つけられたことも、大きな収穫です。
学会期間中は、一般の研究者の方はもちろん、博士課程に在学されている日本や中国の先輩方など、大変多くの方々と交流することができました。研究のことから日常のことまで話し、人や国による文化・考え方の違いをたくさん感じられて、とても刺激的な時間でした。

昼休みや夕方は町に出ることもありましたが、町の人にも本当に親切にしていただきました。中国語が分からない私に、現地の地図や決済アプリの使い方を教えてくれたり、お店で食べ物を注文してから、本来自分で取りに行くところを席まで持ってきてくれたり、ハンドメイド品のお土産を買ったら、一緒に写真を撮るためにわざわざ作者の方を呼んでくれたりなど、人の温かさを何度も感じられました。
この他にも、久しぶりの飛行機から大空や大自然を楽しみ、現地の大らかで開放的な雰囲気を肌で感じ、美味しいグルメもたくさん味わえて、素敵な思い出になるとともに、中国という国そのものを好きになりました。

最後になりましたが、手厚いご指導と引率をいただいた川島洋人先生、共同研究をしてくださっているダッカ大学のサラム先生や関係者の皆様、日々一緒に活動している研究室の皆さん、いつも温かく見守り支えてくれている父と母に、深く感謝申し上げます。





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