研究内容

農薬中の安定同位体比を用いた発生源解析

安定同位体比を用いた新たな農薬類の国内産か海外産かを区分する方法、また農薬商品の新たな同定方法、環境動態を解明する方法を開発すること等を目的としています。近年、開発されたGC/IRMSを用いて農薬類に含まれる安定同位体比の高精度分析法の開発をスタートとして、実際の農薬類を収集して分析しています。冷凍餃子のメタミドホス混入事件や、冷凍ピザのマラチオン混入事件で使用された農薬類の炭素安定同位体比を分析することで、商品ごとの識別を実施しました。また、最近では、LC/IRMSという水溶性の農薬類に含まれる安定同位体比の分析も進めています。


解説論文


原著論文